1分で掴むアプリ分析ツール「Firebase Analytics」

2016年6月のGoogle I/O でモバイル特化の分析ツールFirebase Analyticsが発表されました。

Firebase Analytics

Web業界で最も有名なアクセス解析ツールGoogle Analyticsでもアプリ分析は可能ですが、Googleが推奨しているアプリ分析ツールはこの「Firebase Analytics」です。

Google Analyticsとの違いは?

無料プランであってもサンプリングが発生しない、トラフィック量の制限がないのが、Google Analyticsとの最大の違いです。ただし、無料プランの範囲内だと同時接続数に制限がかかるようです。

とにかく非常に簡単に、アプリ内のユーザ行動生データを取得できるのが「Firebase Analytics」最大の特徴です。その分機能自体のバリエーションは少なく、現時点ではレポートの自由度はGoogle Analytics等他の既存ツールの方が高いようです。

データ収集用にFirebase Analyticssを利用し、集計ツールを自分たちで作成することでオリジナルの分析ツールとして利用する…といったことも可能かもしれませんね。 余談ですが、Googleタグマネージャーとも連携可能です。

タグマネージャとの連携

その他の計測・解析ツールとの連携

弊社で提供している「admage®」でもアプリ分析は可能ですが、今後Googleの方針次第でアプリストアからリジェクトされるという懸念が皆無ではありません(もちろんそのようなことが発生しないように情報の収集やアップデートは怠っておりません!)。 この点、SDKがgoogle提供のものであればその可能性は非常に小さいと想定されます。

とはいえ、既に何らかのSDKを導入されている場合には「すぐにFirebase Analyticsに変更を」というのは現実的ではありません。当社のadmage®を含めたGoogle以外のSDKを使用されている場合、たとえば、データを取得するのはこのFirebase Analyticsで行い、管理画面や集計処理部分のみGoogle以外のツールを利用していただく、という方法も検討してみてはいかがでしょうか。