広告業界1年生に読んでほしいリワード広告のお話

2018年8月13日

アメリカ・サンフランシスコのApp Annie(アップアニー社)の調査によると、日本人のスマホには100本以上(!)のアプリがインストールされており、調査対象10カ国中1位だそうです (参考記事:AppAnnie、消費者のアプリ利用状況レポートを公開)。
アプリをインストールする時に、(オンライン・オフライン問わず)広告でアプリ名を覚えているものか、ランキング上位にあるものを選択しがちではありませんか?
今回はアプリに関係する広告、リワード広告について見ていきます。

リワード広告とは

まず先に概要を押さえましょう。

■リワード広告
 アフィリエイト広告の一種。コンバージョンとされる行動をしたユーザーに対して報酬を還元するもの。


この「行動をしたユーザーに対して」というのがリワード広告のポイントです。

~アフィリエイト広告についてもっと知りたい方はこちらの記事もチェック~
【初心者向け記事】
 ・『広告業界1年生に読んでほしいアフィリエイト広告のお話』
【アフィリエイトシステムについて知りたい方向け記事】
 ・『【基礎解説】アフィリエイト広告の仕組みを図解』
【技術者向け解説記事3本】
 ・『セッションIDはアフィリエイト広告にこのように使われる』
 ・『パラメータ設定でアフィリエイト広告の成果を詳細に知る』
 ・『アフィリエイト広告のキックバックの仕組み』

アプリ広告として注目されるリワード広告

先ほどリワード広告を「コンバージョンとされる行動をしたユーザーに対して報酬を還元するもの」と説明しました。
この説明は大まかなリワード広告の説明で、最近ではリワード広告というと、「アプリ広告」として説明されていることが多いように感じます。
試しに「リワード広告」と検索すると、“アプリ”や“ゲーム”といった単語も一緒に検索されているようです。



具体的には、アプリダウンロードをコンバージョンとし、ダウンロードをしたユーザーに対してアプリ内で使えるポイントを付与する、といった広告になります。

リワード広告の主要サービス

CAリワード(株式会社CAリワード)




GREE Ads Reward(Glossom株式会社)


リワード広告の問題点

リワード広告を短期的にかつ大量に配信する手法(ブースト広告)が近年問題になっています。
そもそもリワード広告によってどんなメリットがアプリの販売者(パブリッシャー)にあるかというと、


このような流れが作れるということにあります。
このようなメリットをもつリワード広告を短期的にかつ大量に配信する、つまりブースト広告という手法を用いることで、短期的にダウンロード数を増やし、アプリ内での順位を上げるということができます。

ここで注意しなければならないことは、「ダウンロード数が多い=順位が上がる」というわけではありません。ダウンロード数は順位に影響をあたえる要素の一つであり、アプリの利用率やアプリの説明文(画像)等、他にも様々な要素があります。
このような考え方はASO(App Store Optimizaion、アプリストア最適化)と呼ばれ、WebでいうSEO(Search Engine Optimizaion)のようなものです。

本来であれば、ユーザーに適切なアプリ情報を届けることが目的であるASOですが、手法によっては、検索順位やランキングがパブリッシャーにより不当に歪められてしまうという問題点もあります。ブースト広告の乱用などはその代表例です。
ブースト広告が乱用されることにより、本来順位が上に来るべきでないものも上に表示される可能性も出てくるので、ユーザーにとって最適な情報が提供されなくなってしまうという状態が作られてしまうことになります。
最近では、アプリストア側がアプリストア上での順位を操作しようとする行為に対して規制をかけ始めており、ブースト広告は下火になったと言われています。
AppStoreのガイドラインでは、

デベロッパがカスタマーレビューの内容を改ざんしたり、金銭や報酬を与えてフィードバックを得たり、フィードバックの一部のみ悪用したり、偽のフィードバックを書くなどしたりしてチャートランキングの上昇を図るか、そのようなサービスを提供する他社と協力したことが判明した場合、AppleはApp Storeの信頼性を保つための手順を踏み、そのデベロッパをDeveloper Programから除名する場合があります。
(引用:App Store Reviewガイドライン)

とされています。
つまり、不当にランキングを歪めるようなデベロッパー(開発者)は、App Storeでアプリを公開するときに必要なアカウント(Developer Program)を削除する場合がある、ということです。
このようにアプリストアの信頼性を保つための動きをアプリストア側が始めています。

リワード広告の展望―動画リワード広告が今熱い!

話はブースト広告から変わりますが、近年では動画リワード広告の市場が拡大してきているようです。
動画リワード広告とは、動画広告を見たユーザーに対して、アプリ内で使えるポイント等を付与する、という広告です。
国内動画リワード広告市場は2018年には前年比約2.4倍(170億円)、2022年には2018年比で2.2倍(378億円)の規模になる、との調査結果が出ました。 (参考:「国内動画リワード広告市場調査(株式会社fluct)」
調査元は異なりますが、2017年の動画広告市場は前年比6割拡大、という調査もあり、動画広告そのものが近年では活発になっています。 (参考:「サイバーエージェント、2017年国内動画広告の市場調査を実施」
動画広告を扱えるプラットフォームが増えてきているのも市場が広がっている要因であるといえます。
これからの成長が大きく見込める市場なので、広告主様や広告の媒体社様で動画広告への対応が済んでいない方は検討されるといいかもしれません。

動画リワード広告の主要サービス

アドフリくん(株式会社ADFULLY)


動画リワード広告に限らず、動画広告そのものを機能強化として従来のプラットフォームに拡充させる例も増えてきています。

■Logicad Video Ads(ソネット・メディア・ネットワークス株式会社)
動画広告配信強化の一環として「Logicad Video Ads」の機能を大幅に拡充

■fluct(株式会社fluct)
SSP 「fluct」、iOS/Androidにて、スマホアプリ向け動画リワード広告の提供を開始

まとめ

スマートフォンが普及して、アプリもゲームからビジネスに使えるものまで、様々なアプリが出ています。
そういった状況の中でインストールされるためにも、“適切に”リワード広告を使えると効果的です。
また、動画リワード広告では、ユーザーに対してアプリ内で使用できる報酬を付与することができるため、アプリ利用率の向上にもつなげられるかもしれません。

ちなみに弊社の提供する総合広告配信システム「admage®」でもアプリ広告、リワード広告、動画リワード広告の対応が可能ですので、ぜひご相談ください。



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