アフィリエイト事業の収益化作戦②「オンライン集客後オフラインで成果が発生するケース」

「アフィリエイト事業をどう収益化するか」をお考えのASPや広告代理店の方へ。 このブログではアフィリエイトシステム『admage®』を提供・開発する当社が、アフィリエイト事業の収益化に貢献する様々な機能や使い方をピックアップして解説していきます。

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アフィリエイト事業立ち上げ時にシステム要件を検討する際や収益拡大の更なるステージアップをご検討の際に参考にしてみてください! 今回は「オンライン集客後、オフラインで成果発生するケース」を考えます。

「オンライン集客後、オフラインで成果発生するケース」とは?

こちらはアフィリエイト広告の通常の流れです。

ユーザーが広告をクリックした後、遷移したページで商品を購入するなど成果を発生させると、広告主から媒体へ報酬が支払われます。

商材によっては更にこの後にオフラインのユーザー行動を予定している場合もあります。 スポーツジムや美容院といった、店舗を持つ広告主が例として挙げられます。
※他にも電話対応が発生する場合など例はありますが本記事では来店する場合を例に解説します。

こういったケースでは広告の遷移先に予約フォームがついています。 先ほどの通常のアフィリエイト広告の例にならえば予約完了時に成果発生となりますが、本記事では更にその先、予約完了したユーザーが予約日時に来店したという状況を成果と見るケース、つまり、オフラインで成果が発生するケースを考えます。

「来店」を成果とすることの意義

ASPや広告代理店としてこのような案件を取り扱う意義を考えるために、まずは広告主目線から意義を考えてみます。

通常のアフィリエイト広告にならって「予約完了」を成果とするとき、予約完了の時点でASP/広告代理店側(媒体側)に報酬を支払うこととなります。 ここで「予約完了」から一歩先の「来店」を成果とできると、実際に来店した場合に報酬を支払えばよくなります。 また、予約完了後に来店率の高い媒体など相性の良い出稿先を見極めることで、広告費を投下する先を検討することができるようになります。 つまり、投下している広告費のパフォーマンスを知り改善することができるというわけです。

このような広告主側のメリットを考えると、広告主によっては、上記のような成果も扱えることが出稿先を選択する上で必須条件になっている可能性も考えられます。 オフラインでの成果に対応できることで、そういった広告主との取引機会の損失を防ぐことができます。 加えて、広告効果分析の精度が上がるため、広告主へのレポーティング内容に深みが出ます。この深い分析が自身への広告費の配分を高めてもらえることにつながるでしょう。

システムから解説

ASP/広告代理店の方はご存知かと思いますが、アフィリエイト広告の成果承認には「手動承認」と「自動承認」というものがあります。 「手動承認」とは広告主側で成果の発生を確認し、成果の承認作業を行うものです。対して「自動承認」は広告主側の確認無しに成果として計測されます。

※広告を掲載するメディアを事前に審査するかどうかという意味での「手動/自動承認」というものも存在します。

今回のようにユーザーのオフライン行動を成果とする広告案件を扱うには、「手動承認」という機能が無いと成り立ちません。 裏側の仕組みも併せ簡単に説明すると以下のようになります。

  • ①Web広告をクリック
  • ②予約完了後、予約番号を発番
  • ③②の予約番号のユーザーが来店したら広告主側(店舗側)で承認手続を行う
  • ④承認手続が行われたものについて、メディア側に報酬が支払われる

アフィリエイトシステムによっては、手動承認に対応していないといった場合もありえますので、システム導入を検討する際には注意が必要です。

まとめ

今回はユーザーに来店してもらうケースをもとにオフラインでの成果発生についてお話をしましたが、来店のほかにも電話対応を挟むケースなどもあります。 広告主の商材や収益点をイメージしながらASP/代理店として柔軟に対応できるようシステムから対応していきたいですね。 今回ご紹介した手動承認の機能はadmage®であればスタンダードプランでも対応が可能となる機能ですので、アフィリエイトシステムの要件としてご検討される際には是非お声掛けください!