アフィリエイトのオフライン成果

通常のアフィリエイト広告では、成果とされる行動はオンライン上で行われます。
例えば以下の図では、ユーザーが広告をクリックした後、遷移したページで商品を購入する、というアクションを「成果の発生」と設定し、それが完遂されることで、広告主からメディアへ報酬が支払われます。 しかし、アフィリエイト広告で扱う商品・サービスのなかには、こうしたオンラインの行動だけで関係しないものも存在します。たとえばスポーツジムの新規会員や美容室・エステの来院のように、実店舗に来店することが成果とされているケースです。

ビューアビリティ、ブランドセーフティ、アドフラウド

多くの場合、このようなケースではアフィリエイト広告の遷移先は、予約フォームや登録ボタンになっていることが多いです。一見、予約や登録の完了を「成果の発生」として設定してしまえば良いように思えます。しかし、実店舗でサービスを提供するビジネスを行っている広告主にとって、これらオンライン上での行動は、実際の売上に至るまでの過程に過ぎません。もちろん、広告キャンペーンの目的によっては予約完了・登録完了が成果になることもありえますが、基本的に成果に対して広告費が発生するアフィリエイト広告では、売上の発生を成果の前提とすることが大半です。

したがって、アフィリエイト広告の本来の目的を考えるのであれば、実店舗の来店というオフライン行動を成果として設定すべきです。また、これらの広告主は出稿先の選定時に、オフライン行動を成果に設定できることを条件にASPを選択しなければならないでしょう。

オフライン成果を計測する仕組み

アフィリエイト広告では成果の「承認」が発生します(メディアの提携時にも「承認」と呼ばれる工程がありますが、成果についての承認とは別の作業です)。成果の承認は、「手動承認」と「自動承認」というものがあります。ASPや広告代理店によっては、自動承認を「全承認」と呼ぶこともあります。

成果の承認とは、広告主で成果の発生を確認し、成果の承認作業を行う作業です(自動承認の場合は確認をスキップして承認されます)。成果に対して報酬が発生するアフィリエイト広告では、いたずらの申し込みやキャンセル、あるいは商品の受取拒否など、不適当な成果を排除し、妥当な成果を承認することが一般的です。ただし、成果の承認作業にも相応の工数が生じるため、状況によっては自動承認(全承認)を選択することも合理的です。

ユーザーのオフライン行動を成果としてする広告案件を扱うには、システム上で手動承認が可能でないと成立しません。 オフライン行動の成果計測では、Web上での予約や会員登録時に、予約番号や会員番号を発行し、来店時に照会することで成果を確認、承認することが多いです。

ビューアビリティ、ブランドセーフティ、アドフラウド

アフィリエイト広告は成果に基づく仕組みのため、オフラインであっても実態に即した成果の設定が肝心です。

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