リワード広告とブースト広告とは

リワード広告とは

リワード広告とは、モバイルアプリを中心に利用される広告の形式で、成果として設定された行動の達成によって、ユーザーにポイントなどを還元します。

マンガやカジュアルゲームを中心に、広告の閲覧によってサービス内で使えるポイントを付与するため、ユーザーは自分で選択して広告を閲覧・視聴します。そのため広告への拒否感を与えづらく、認知度の拡大が期待できるとされています。

リワード広告は、特定の行動(=成果)によって報酬を還元するという仕組みのため、アフィリエイト広告の派生形とも言えます。ただし、通常のアフィリエイト広告とは、ユーザー自身にも還元される点が異なります。

近年のリワード広告では動画が活用されているほか、ゲームアプリではお試しプレイができる広告も増えており、表現の幅は広がっています。

かつて流行した「ブースト広告」

現在のリワード広告と形式は同じですが、かつてはアプリストアのランキング操作を目的とした「ブースト広告」が流行したことがありました。ブースト広告は現在のリワード広告と形式はほぼ同一ですが、広告で宣伝されるアプリのダウンロードが成果として設定されていました。

つまり、広告として宣伝されているアプリをダウンロードすることで、ユーザーにはアプリ内ポイントなどを還元するというインセンティブで、ダウンロード数を飛躍的に伸ばすことを目的としていました。

ブースト広告の基本的なしくみ

当時の仕様では、アプリストアであるGooglePlayやAppStoreでのアプリランキングは、ダウンロード数が大きく関わっていました。そのため、ブースト広告は短期的にダウンロード数を伸ばすことでストアでの表示ランキングを上昇させ、ストア内での露出を増やすことで更にダウンロード数を増やすことが狙いでした。ブースト広告は、リワード広告のなかでランキング操作を目的としたもの、と換言することもできます。

しかし、このブースト広告による短期的なランキング上昇は、アプリそのものの人気というより、アプリのダウンロードによる報酬を目的としたものがほとんどです。GooglePlayやAppStoreでは、このような手法をストアの検索性を損ない、ランキングの信頼性を損なうものとして問題視するようになりました。結果として、現在ではランキング操作を目的としたブースト広告は、明確にガイドラインで禁止されています。

参考:App Reviewガイドライン

プラットフォームの仕組みをハックする手段としてのブースト広告は廃れてしまいましたが、本来のリワード広告市場は拡大を続けています。広告主とプラットフォーム、そしてユーザーにとって健全なエコシステムを作りつづけることが大切です。

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